マーケティングは役立たない?仕事学のススメ・秋元さん、勝間さん対談で

マーケティングは役立たない?仕事学のススメ・秋元さん、勝間さん対談で

何かを販売する会社では、リサーチをして、商品を作り販売をするわけですが、どういったものが求められて、何を提供すれば良いのかという、いわゆるマーケティング活動が必須条件である。

 

前回放送のNHK「仕事学のススメ・ヒットを生み出す企画力」での、秋元康さんと勝間和代さんの対談でのお話だ。

 

今回の番組の中では、このマーケティング活動を全面否定した話でした。マーケティングそのものを否定したわけではありませんが、その方法が非常にユニークであり、いわゆる教科書的なマーケティングの方法論を全面否定したということである。

 

今回の秋元康さんと勝間和代さんとの会談では、こういったところを掘り下げての内容でした。

 

秋元さん流の考え方では、普通に一生懸命頭で考えたものは、大体その通りにはならなくて、多くの人が望むものを望むように作ってしまうのが関の山がといったような話でした。

 

どういうことかというと、多くの人のニーズを満たそうとすると、一般的なものに埋没してしまい、それは目立つものにはならないといったところだろうか。

 

秋元康さん的には、マーケティングはしない、自分が面白いと、思うかどうかが、基準であり、自分の感性が、市場調査であるという大胆な姿勢である。

 

つまり、今までの教科書的なマーケティングを全面否定しているのが秋元康流のやり方である。ヒットを生み出す上で1番大切なことは、予定調和を崩すということを強調していた。

 

秋元康さんの言う予定調和とは、一つの企画を建てるときにそのテーマに沿って、普通の人が普通に考えるであろうものが並ぶことを言っている。これが予定されている調和のとれた状態ということのようである。

 

それでは、一般的なものに埋没してしまうので、予定調和を崩すといいう行為を常に考えているということだそうだ。そこに並ぶであろう商品の情報を崩すようなことを考える。新しい考え方だと思います。

 

ヒットメーカーという言われる人たちは、こういった考えを持っている人が多いですね。音楽関係でも、つんくさんなんかは、常に「違和感」を与える音楽を目指しているといったことをどこかのテレビで効いた記憶がある。これも秋元さん流の予定調和を崩すということだと言える。

 

AKB48を作り出して話は、アイドルというものは雲の上の存在で、なかなか出会うことができない。そこをいつも同じところにいて、コンサートをやっている。いつも会いに行けるアイドルという形で、今までのアイドル像とは違う。身近な存在としてのアイドルを作り出している。これも予定調和を崩したやり方であったとうことだ。(最近では、大変売れっ子になってきたのでAKB48もすぐに会えないアイドルになってしまっているようだが…)

 

しかし、秋元さんは話が上手ですね。分かりやすい。いろいろなたとえ話で説明してくれます。聴く人がイメージしやすいように、常に分かりやすい。たとえ話で説明をしてくれます。これは人とのコミュニケーションや説得をする上で非常に優れたスキルであると思います。

 

こんな所もこの番組を見ていて感心したところである。あと2回続きが放送されるようだが、楽しみな番組のひとつである。

 

(2010年5月16日 コーエン)

 

関連リンク
NHK・仕事学のススメ・ヒットを生み出す企画力
http://www.nhk.or.jp/etv22/thu/