企画はリサーチしない?秋元康さん、勝間和代さん対談で

企画はリサーチしない?秋元康さん、勝間和代さん対談で

先日テレビでやっていたNHKの番組で、秋元康さんと勝間和代さんの対談番組がありました。

 

番組のテーマは、どのようにヒットを生み出すかとう内容です。この対談は、なかなか面白い内容です。4回シリーズのうちの第1回目です。
AKB48の生みの親、ヒットメーカーの秋元康さんの話ですので、堅苦しい話ではなく、テンポのいいおもしろい話でした。

 

最初にリサーチをしない発想法という話しです。通常は何か商品を作ったり、企画をたてるときは、人々が何を求めているかというところのリサーチをするのは常識です。それをあえてリサーチをしないという発想法です。

 

特にリサーチしなくても日常生活の中にそれが転がっているということです。

 

なかなか面白い例えをしていましたが、勝間和代さんと秋元康さんの会話のテンポが早いのに目をつけて。男女の恋愛の話をこれくらい速いテンポで語り合うと面白いじゃないかと早速、企画につながるヒントを拾っていました。
勝間さんのように、テンポの速いしゃべりで恋愛の話をしている場面を作ると面白いといったような企画のヒントを例にあげました。

 

つまり、日常生活そのものがリサーチとなると言う事ですね。

 

企画の種は毎日の生活の中にあり、企画を作る方法などというノウハウを学んでもなかなか身に付くものではなく、日常生活の何気ないヒントや気付きから生まれてくるものだということです。

 

エンターテイメント系のヒットメーカーの方たちに共通していることですが、大切なことというのは、非常に陳腐なもので、普通のことが多いという発言をよく耳にします。

 

秋元康さんの発想法の原点にもこういったものがあるようです。また、エンターテイメントにおけるヒットというものは、多くの人が共感するものや、何か感情にひっかかるようなものがヒットとなることが多いので、こういった発想の出来る人はヒットメーカーになっているようでもあります。

 

次に、秋元康さんのヒットの法則で、一つのことに集中した方がよいということがありました。それは、「記憶に残る幕の内弁当は無い」という言葉に集約されています。

 

どういうことかと申しますと、あれもこれも詰め込まれていても、なんとなくおいしかったということで終わり、これが特に美味しかったといったものが記憶に残らないというものなのです。

 

それよりも、うなぎ弁当のように、とてもおいしいうなぎを食べたという経験の方が記憶に残りやすいということです。
ヒット生み出すということの発想の中には、そのことに集中して目立たせるということもあるようです。

 

またヒットを生み出すということを特にトレーニングをしないということで、いつもアドリブ発想を重視しているようです。これといって、訓練をしないようですが、日常生活の中で面白いと思ったことに頭の中で付箋をつけていくということをおっしゃっていました。いつもメモを取らないようですが、イメージとして記憶に残るように、頭の中で、付箋をつけると言うのは、なかなか優れたやり方だと思います。

 

また、日常生活の中から、ヒットの企画に結びつくヒントを生み出す方法として、日記をつけると良いとおっしゃっていました。日記といっても、長々と日常の出来事を綴るのではなく、一行だけの日記をつけると良いそうです。一言だけ、今日の気づいたものをさらりとメモをするように、日記をつけるそうです。

 

ブログに日記を書いている人に起こりがちのことですが、ブログを書いているうちにブログに何を書こうかということで、ブログのために行動を変えていくという現象があります。この場合も気付きの日記をつけるために自分の行動を変えていくという事が起きます。

 

毎日、なにかヒットに結びつくものは無いのかと、1日の気付きを求めて自分の行動が変化しだすということでしょうか。

 

一行の日記であれば、最近流行っている。ツイッターなんかも活用できるかもしれません。話はそれますが、ツウィッターは、つぶやきを公開するというシステムですが、つぶやきという風に翻訳されてしまうと、何かつまらないようなもののように聞こえますが、毎日の気付きや、発想のメモをするところであると考えれば、非常に便利なシステムだと思います。

 

ヒットを生み出す方法の一つとして、秋元康さんの今回の番組は、なかなか面白い内容ばかりでした。
最後に秋元さんは、ヒットを生み出す原動力は好奇心であるということもおっしゃっていました。何事もそうですが、好奇心を持って生きるということは、人間の生き方として非常に大切だと思います。

 

(2010年5月12日 コーエン)

 

関連リンク
NHK・仕事学のススメ・ヒットを生み出す企画力
http://www.nhk.or.jp/etv22/thu/