登録型のホームヘルパー

登録型のホームヘルパー

 

近年増えてきている勤務形態は、登録型のホームヘルパーです。

 

わかりやすく言えば、ホームヘルパーの派遣です。

 

介護サービスを提供する事務所にホームヘルパーとして登録しておくと、仕事先が決まったら事務所から連絡が入り、仕事をするというシステムです。

 

派遣なので、仕事先が決まるかどうかは登録する事務所次第です。

 

 

登録型ホームヘルパーは、待遇はあんまり有難いとはいえません。

 

これに関しては、近年の派遣に対しての社会の扱いと同じです。

 

決して素晴らしい扱いを受けない程度ならいいですが、露骨に下に行き渡ることもあるようです。

 

 

但し、いい事務所を見つけ、その点さえクリアできれば、登録型ホームヘルパーは断じて行ないにくい就業環境ではありません。

 

ホームヘルパーの場合、会社でみんなと共に動くはなく、基本的には個人宅をめぐってそこで介護を行うので、人間関係で苦しむはほとんどありません。

 

その為、現在主婦層を中心に人気となっている業務形態でもあります。

 

登録先となる事務所は民間が主ですが、中には自治体や福祉協議会が行っているケースもありますし、メイド紹介所がホームヘルパーの登録を通しているケースもあります。

 

 

勤務時間は非常勤ホームヘルパーとほとんど同じで、大体週に3〜4日、1日3〜4時間のお仕事となります。

 

時給は、介護者の状態や自身のキャリアによって著しくひっくり返り、時給900円くらいという事もあれば、1,500円以上というケースもあります。

 

 

 

ホームヘルパーの雇用過程

ホームヘルパーとしてどっかの施設や機関に雇用される為には、単に研修課程を修了していたり、資格を持ち歩いていたりすれば大丈夫というわけではありません。

 

自分の希望する機関へ申請をし、試験にあたって合格する事が必要となります。

 

ホームヘルパーにも、試験というものがあるのです。

 

 

ホームヘルパーの試験には、筆記試験と面接があります。

 

通常の就職試験と同じなので、ストレスを持ち歩いて挑む必要があるのです。

 

自分が就職を希望する機関に履歴書を持ち歩いて赴き、そこで試験に臨む。

 

これは他の職業もある、極めてありふれた光景ではありますが、そこにはやっぱりホームヘルパーならではの要素も存在しています。

 

 

筆記試験は、基本的にはホームヘルパーの研修課程において学んだ福祉の基礎知識などが出題されます。

 

また、一般常識を仰る問題も出てきます。

 

ホームヘルパーは、人と接する仕事です。

 

もちろん、一般常識がなければ勤まりません。

 

とはいえ、これは辛く練り上げる必要はないでしょう。

 

普通に答えれば、問題なくパスできるはずです。

 

筆記試験が苦手という人は、事前に過去問等を利用して何度も練習しておきましょう。

 

 

面接に関しては、ホームヘルパーになりたい動機、はたらくときの自分の信念や心構え、考え方といったことをしっかりと整理してから臨む必要があります。

 

介護をする相手に不安を授ける要素のある人ものでないかを見極める為、話す内容以外にも礼儀作法や態度、話し方、表情等も見られます。

 

社会人としての常識的なマナーをわきまえていればそう耐え難い事ではありませんが、こちらも念入りに練習しておくと良いでしょう。

 

 

 

訪問の際の心がけ

講習や試験を経て、晴れてホームヘルパーとして、その時点で即戦力としてはたらく事になるのが一般的です。

 

とっくに研修は終えてあり、実践もある程度経験しているので、そこからもう一度演習を、はありません。

 

ホームヘルパーとして雇用されたなら、その時点でもうプロとしての自覚も持たなくてはならないのです。

 

 

サービスを受ける要介護者にとっては、相手がベテランだろうと新人だろうと関係ありません。

 

ホームヘルパーとして絶えず最高のサービスを提供できなくては、雇用してくれた事業所の信用にも関わってきます。

 

その為、それでは訪問介護の際の心がけをしっかりと学んでおく必要があります。

 

 

訪問の際には、第一印象で違和感を抱かれないように、とにかく温和な表情で挨拶をしましょう。

 

時間は余裕を所持して、15分ほど前に行くのがマナーです。

 

挨拶は丁寧にしっかりと、家中に対してするようにします。

 

緊張している事が伝わらないよう、しっかりと対応ください。

 

 

介護のお世話をする本人と対面したら、それではさすが挨拶をしますが、それと共に相手の表情や顔色等をチェックしておきましょう。

 

ホームヘルパーは、サービスを行う相手が現在どういう状態で、どういった精神状況なのかという事を把握しておく必要があります。

 

それがわからないと、相手が何故ほしいのかという事がわからないからです。

 

 

しかし、値踏みするような見方をする事は控えましょう。

 

ホームヘルパーの仕事において、特に重要となるのは絆です。

 

それを損なうような行動だけは禁忌だという事をしっかりと頭に入れておきましょう。

 

 

 

介護の際の心がけ

介護を行う際には、様々なファクターがあります。

 

食事も、排泄や入浴の支援も、あるいは家事全般も、それぞれの項目によって留意すべき点がありますが、それら全てよりも優先繋がるべき問題は、相手の自尊心を傷つけず、主体性をないがしろに止めるという点です。

 

 

ホームヘルパーは、徹頭徹尾サービス利用者を支援する仕事です。

 

それは滞り、要介護者、高齢者、障害者といった方々の自立を支援するという事です。

 

従って、飽くまでも相手が自立する気持ちを尊重くださいし、また促すべきです。

 

 

たとえば、普段介助を通じているいずれかの作業に対して「自分であげる」という場合、それが危険かどうかを判断する必要はありますが、仮に危険だと判断した場合けれども、完全否定をする事はよく良くありません。

 

みずから行う事の感じを説明し、どの段階まで回復すればその行動を通じても良いかという事を話せば、我を張らずわかって貰える確率は高くなります。

 

その為ホームヘルパーには、ちゃんと筋道を立てて説明ができるスキルも求められます。

 

それが、相手の自尊心を傷つけない事につながります。

 

 

家事全般などの生活援助を行う際には、できるだけ自分が作業を通じている際、誰かの目に触れるようにしておくか、あるいはいつでも現状を確認できるようにしておく必要があります。

 

ホームヘルパーとはいえ、あくまで他人です。

 

密室状態で介護を通じていると、仮に何かが無くなったなどという事があれば、真っ先に疑われる事になりかねません。

 

どれだけ親密な関係を築けたとしても、思わぬ火の粉が降りかかる事のないよう注意しておきましょう。

 

 

 

トラブルの際の対処法

ある程度経験を積んで、ホームヘルパーとして自立したという自覚ができてきた場合、なるほどためて自分自身を見直す必要があります。

 

そんな時期が一番ミスをし易いからです。

 

これは、何事においてもそうですね。

 

殊更ホームヘルパーは、人と相当濃いつながりをもちまして接する仕事です。

 

その為、ずっと自分の行動がどんな影響を相手に与えているかをチェックしなくてはなりません。

 

人と人との関係というものは、単純ではありません。

 

何だか信頼を築けない事もあれば、心が通ったからこそ見つかる問題もあります。

 

 

重要なのはトラブルを起こさない事ですが、それよりもグングン重要なのは、トラブルを起こしたときの対処法です。

 

ホームヘルパーというお仕事は、トラブルが起こり易いものでもあります。

 

どれだけ用心していても、何かしらの問題が起こって仕舞う事もあります。

 

 

たとえば、移動中に転倒させてしまったり、入浴中に足を滑らせたりなどという事故が起きた場合、それでは一気に状態をチェックします。

 

怪我があるとすれば、その程度を目視による確認と痛がり方などから判断し、応急処置を行った後、救急車を呼ぶか否かを判断しましょう。

 

 

誤ってものを負かした場合は、在宅福祉サービス総合補償保険という保険からお金が降りるので、上司に連絡して速やかに対応もらいましょう。

 

責任を追及されたり、責められたくないあまりに誤魔化す事は、絶対にしてはいけません。

 

 

また、ホームヘルパーはずっと利用者との関係を気にかけなくてはなりません。

 

仮に一方的に理不尽な怒りをぶつけられても、そんなに高慢な態度をとったり悪態などをついたりせず、根気深くサービスに徹する事が大切です。