ホームヘルパーができない事

ホームヘルパーができない事

 

基本的に、ホームヘルパーという仕事は臨機応変な対応が重要と言われています。

 

要介護者は、いつも心身が弱っている状態です。

 

そういった方たちのお世話をして出向くのは、断じて簡単ではありません。

 

様々な要望に対して、しっかり応えて行く事が求められます。

 

その為、身体介護、生活援助といった仕事をして行く中で、やるべき事、やらなければならない事はたくさんなります。

 

 

その一方で、ホームヘルパーにはしてはいけない事もいくつかあります。

 

これは法律上の禁止事項です。

 

如何なるサービスに関しても、過剰になりすぎたり、双方の負担になりすぎたり断ち切るよう、法律で一定の縛りが存在します。

 

ホームヘルパーも例外ではありません。

 

 

取り敢えずホームヘルパーは、契約内容外の仕事をしてはいけない事になっています。

 

契約は利用者と事業者の間で結ばれ、その際にホームヘルパーがすべき仕事も決められます。

 

契約によって定められた業務は当然行っていく事となりますが、それ以外の項目に関しては、たとえ家族側からの要望があっても、あるいはホームヘルパー自身が必要としても、それを行使する事は禁止となっています。

 

これは社会のルールなので仕方のない部分もあります。

 

 

たとえば、契約を結んだ際に生活援助全般を行うとしたものの、身体介護は契約を結んでいない場合には、身体介護は行えません。

 

食事を作る事はしても、それを食べさせる事は禁止されます。

 

当然契約上それを可としていれば別ですが、そうでなければ不可となるのです。

 

 

その他には、医療的ケアも禁止事項です。

 

以前は、たとえば軟膏を付ける行為も医療的行為に該当するとみなされ、禁止としていました。

 

但し、さすがに融通が利かなすぎるという声もあり、一部の対応は許可が出るようになりました。

 

また、痰が喉に詰まって呼吸困難となった場合などの窮地には、流石その措置がOK。

 

 

 

ホームヘルパーの資格

ホームヘルパーというお仕事をするにあたり、資格を取得する必要があるは多くの人が知っているでしょう。

 

一般的に、介護というものは飽くまでも身内に対して立ち向かうものであり、身内以外の他人に立ち向かう機会は、仕事でなければないでしょう。

 

つまり、プロとしての仕事です。

 

そうなれば資格というものがあるのは、必然的と言えます。

 

 

とはいえ、ホームヘルパーの資格は国家資格ではありません。

 

再び厳密にいうならば、資格ですらないというのが現実です。

 

ただし、実際には「ホームヘルパー3級」などという言葉は日常においてよく目にするものです。

 

果たしてどんな事なのでしょう。

 

 

これには、「介護保険制度」が重要な意味を所持してくる。

 

介護保険制度においては、一定の養成研修を受けないとホームヘルパーとしてのサービスの提供ができないとされています。

 

また、事業としても、こういう人を雇わないと成立しないと制定されています。

 

その為、介護保険事業者がホームヘルパーのお仕事をする場合は、養成研修にあたって必要とされる課程を修了する必要があります。

 

この時、その内容によって1級〜3級に分かれます。

 

これをやむを得ず、資格という言い方で表しているだけで、本来はホームヘルパーは資格に該当しません。

 

 

とはいえ、ホームヘルパーとして動くには、この1〜3級のいずれかの課程を修了しなければならないのは事実ですし、これらの課程は他の様々な資格と比べても大きな違いはありません。

 

その為、ホームヘルパーは実質、資格であるとして差し支えないでしょう。

 

 

 

ホームヘルパー3級

1級から3級に分かれているホームヘルパーの養成研修において、まず最初に取得するのは、3級ないしは2級となります。

 

何より取得が簡単なのは3級なので、ではこれから見ていきましょう。

 

 

3級のホームヘルパー養成研修は、入門研修と呼ばれています。

 

その為、基礎と言うよりはさわりものの内容になります。

 

ホームヘルパーとはどんな仕事をするのか、どういう事ができるのかなど、初歩的事を3級の養成研修で学ぶ事になります。

 

 

ホームヘルパー3級の受験資格は最も無く、講習は講義が25時間、演習が17時間、実習が8時間の合計50時間となっています。

 

講義はいわゆる座学で、学校のお勉強と同じような形で学ぶ事になります。

 

演習は、おんなじ研修生同士でお互いを要介護者に弾きた上で、正に介護を通じて見るという、言わば実践練習です。

 

そうして実習は、在宅サービスを通じている実際の現場を見学するという内容になっています。

 

 

入門編というだけあって、ホームヘルパー3級の研修は意外とさわりだけの部分を学ぶという感じです。

 

そんな事もあり、基本的には仕事に必要な技術を学ぶには十分な養成研修とはいえません。

 

どちらかというと、仕事にする為というよりも、各家庭で自分達の親や親類などを介護するための知識を学ぶ研修といった感じです。

 

 

いよいよ、3級を携帯していても、仕事ができるは一旦ありません。

 

3級ヘルパーには、介護報酬を受け取れる権利がないからです。

 

従って、仕事をする為にホームヘルパーの資格を取ろうとするなら、2級から受ける事になります。

 

 

 

ホームヘルパー2級

ホームヘルパーの養成研修においては、3級が一番下についてになっています。

 

ただし、3級では報酬を得る権利を得られない事から、ホームヘルパーとして動く意欲がある場合は、2級の養成研修を修了する事が不可欠となります。

 

つまり、ホームヘルパー2級の取得が、ホームヘルパーの仕事に就くための最低条件と言えるのです。

 

 

ホームヘルパー2級は、事業従事者の基本研修と言われています。

 

初歩的講習となる3級に対し、2級では仕事としての介護の基本を学ぶ事になります。

 

受験資格は、3級同様ありません。

 

講習時間は、講義を58時間、演習を42時間、実習を30時間の合計130時間となります。

 

3級とは比較にならない時間が講習に置きられている事をみても、身内に対する家庭介護との違いが明確にわかります。

 

 

ホームヘルパー2級の講習で学ぶのは、主に生活支援、身体介護、相談や助言に対しての対応といった、ホームヘルパーの仕事の基本的部分です。

 

従って、当然ながら最低限の基礎を学んで行く事になります。

 

つまり、ホームヘルパー2級は飽くまで介護職の基礎の段階であって、この資格を取得したからと言って、介護のエキスパートになったわけではないという事を頭に入れておく必要があります。

 

 

ホームヘルパー2級の講習で学ぶ内容は、どの養成学校も変わりはありません。

 

ただし、受講料はなかなか違い、7〜13万円くらいの幅があります。

 

但し人材不足という事もあり、中には無料で受講出来るかわりに、修了後はその講習を開催する会社に就職するという方式を採っている所もあります。

 

 

 

ホームヘルパー1級

展望において、ホームヘルパーを一生の仕事として選んだ人は、面食らう事無く1級の養成研修を受け、修了を目示す事をお勧めします。

 

ホームヘルパー1級を取得する事は、ホームヘルパーの仕事において最大の目標の一つであり、共に要所でもあります。

 

2級ではできない事や従事できない職場も、1級課程修了者であれば可能となります。

 

それだけでもとても仕事の幅が増えてきますし、報酬にも影響してきます。

 

 

ホームヘルパー1級には、2級までと違って受験資格があります。

 

2級課程修了者であり、かつキャリアが1年以上ある人のみが研修を受ける事ができます。

 

その為、少なく良い条件で就職したいからといっても、ふらっと1級の資格を取得することはできません。

 

 

ホームヘルパー1級の研修期間は、トータル230時間です。

 

講義が84時間、演習が62時間、実習が84時間となっており、再び実習に多くの時間が割かれています。

 

どんなに実践が重要になるかという事がわかります。

 

 

1級の資格講習で学ぶのは、ホームヘルパーにおけるリーダーとしての仕事です。

 

スケジュールの管理からケアマネジメント、指導方法といった内容になり、リーダーとして、主任としての仕事が如何なるものかという事をぎゅっと指導されます。

 

主任ヘルパーとなるには、1級の資格を有していないと現実凄いでしょう。

 

 

ホームヘルパーとして働いて出向く中で上を目指すのであれば、在宅介護などのお仕事だけではなく、介護計画を立てたり、利用者に対してサービスを充実させたりする為の知識やノウハウを覚え、責任者としての能力を身に付ける必要があるのです。