ホームヘルパーの判断で行える身体介護

ホームヘルパーの判断で行える身体介護

 

身体介護は、主に利用者の身体的な支援を行う介護サービスです。

 

生活援助が介護とは限らず、利用者の日常生活における支援だとしたら、こちらの身体介護は完全介護となります。

 

従って、対象者は要介護者を始め、自力での生活が困難な人に限られます。

 

 

身体介護は、ホームヘルパーが自身の判断で試せる範囲から、医師の指示を仰がなくてはならない範囲のもの、ひいては通院の際に立ち向かうサービスなど、多岐に亘っています。

 

その為、身体介護として一括りにはしにくい面もあります。

 

この場合は、身体介護(1)などという表記で区別を塗る事があります。

 

 

身体介護(1)をホームヘルパー独自の判断で行えるものと区分けするなら、仕事は主に食事、排泄、着脱、入浴、寝返りの介助等となります。

 

一般的に介護と言われる作業全般を指したものとして良いでしょう。

 

つまり、要介護者が日常生活を行う上で必要な支援全般が、身体介護(1)となります。

 

 

介護サービスにおいて初心者のホームヘルパーが最も戸惑うのは、いよいよ排泄の介助と言われています。

 

これは介助変わる利用者側もおんなじ事で、前もって人間にとって一際恥ずかしい部分の介助を行うと言う事で、それほど苦しくはあります。

 

ただ、ここでホームヘルパーがその気持ちをあからさまに見せてしまったり、躊躇を通じてしまったりすると、介護を受ける方にも伝わってしまいます。

 

こういった介護サービスは、誰でもこういう事は当たり前をめぐっているという態度で臨むことが重要です。

 

それができれば、既にホームヘルパーとして十分な能力を有していると言えるでしょう。

 

 

 

医師の診断や指示に従う身体介護

身体介護には、ホームヘルパーが自分の判断で行える事と、そうでない事があります。

 

そのボーダーラインとなるのは、医療的知識を有していることが必要な事かどうかという点です。

 

つまり、医師の判断を仰ぐ必要があるか否かという事です。

 

 

医師の診断、指示が必要な仕事というのは、たとえばサービス利用者が心臓病などの恐ろしい病気を患っている場合や、何らかの障害がある場合の身体介護全般です。

 

この場合は、ホームヘルパーだけの裁量で仕事を行うことはできません。

 

ことごとく担当の医師、ナースの指示や指導の下に行なう必要があります。

 

こういった指示に関しては、基本的には各事業部のコーディネーターに対して伝達が赴き、そこからホームヘルパーに伝わっていきます。

 

従って、直接医師に聴きに行くはありません。

 

 

また、そんな重病の方や障害のある方を介護する場合、床ずれに関しての処置も対応にあたる為、独断では行えません。

 

床ずれは多くの要介護者が抱える問題で、家族からの要望も多いようですが、これもでは医師の指示に従う事が前提となります。

 

その一方で、床ずれ予防の為の体位の変換などに関しては、ホームヘルパーが独自に行っても問題ありません。

 

 

こういった事からも極めるとおり、ホームヘルパーは医師との連携が必須です。

 

終始医師と対話ができていないと適切な介護はできないと思っておかないといけません。

 

自分ですべて判断できないは現場ではたらくヘルパーには忌まわしい所ですが、仕方のない部分でもあります。

 

 

 

通院介助

身体介護のお仕事をする際には、通院介助もその中のひとつに含まれます。

 

通院介助というのは、在宅医療とは異なり、利用者が自ら施設をめぐって介助を受けるというものです。

 

こういった形式の介護は、医療従事者の少ない地域や離島などでよく見受けられます。

 

 

通院する場合、自ら施設まで移動できるのであれば問題はありませんが、実際にはそれが酷い事が多いのが現状です。

 

自ら病院や医療施設に出向く事ができるのであれば、そもそも介護が必要な状態ではないとも言えます。

 

当然、おしなべてそれほどとはいえない事もありますが、基本的には付き添いの人が必要となるでしょう。

 

その付き添いを、ホームヘルパーが行います。

 

 

付き添いという形の通院介助は、基本的に送迎が主な仕事となります。

 

利用者の歩行がどの程度可能かによっても変わってきますが、基本的には車での送迎となるでしょう。

 

支えがあれば歩けるという方であれば、歩行による付き添いとなる事もありますが、施設までの距離が遠い場合には、ともかく車という選択肢になります。

 

 

施設についた後も、付き添いは継続します。

 

病棟内の診察室等で衣類を脱いだり着たりする場合は、そのお手伝いもホームヘルパーがします。

 

また、医療を受けるときの手続きや、支払いなどの代行、薬を受け取って管理するのもホームヘルパーの役割となります。

 

付き添いというのは、移動だけではなく、通院の際に発生するさまざまな事柄に関して全般的に支援する事となるのです。

 

 

 

巡回型のサービス

それほど離島で多く見掛ける介護の形として、巡回型ホームヘルプサービスが挙げられます。

 

巡回型ホームヘルプサービスは、サービス利用者の家にホームヘルパーが短期間の滞在をし、介護を行うと言うサービスです。

 

通常、訪問サービスは身体介護や生活援助を行う際に2〜3時間ほどその家に滞在し、その時間において食事の世話、排泄や入浴のお手伝い、買いものや炊事、洗濯、掃除などをすることになります。

 

それに対し巡回型のサービスは、非常に少ない時間の滞在で最低限の介護を行います。

 

これを大勢の家に対して行うので、巡回に関してになります。

 

 

巡回型サービスで立ち向かう主な介護内容は、排泄の介助、オムツの交換、口腔ケアといったものです。

 

家族がいてもずいぶん介護ができないといった場合に需要が生まれるお仕事になります。

 

そうしてこのサービスの特徴は、家族介護の支援であるという点です。

 

基本的に、要介護者の場合は終始介護する人が家にいる必要があります。

 

とはいえ、必要となる介護の全てを家族がするとなると、その負担は相当なものとなります。

 

そこで、何より難しいとされる部分の介護をホームヘルパーが多少なりとも担うことにより、家族にかかる負担を小気味よくする為に生まれたサービスなのです。

 

 

安い人数で多数の家を訪れることになるので、一軒一軒での介護が少ないとはいえ、その負担はかなりのものとなります。

 

また、巡回型サービスの特色として、早朝や深夜に回る事が多い為、生活のリズムを設けるのも難しくなります。

 

ひいては短時間での介護の為、利用者とのコミュニケーション不足や絆の構築が厳しいなど、延々と課題も多いサービスです。