防犯ブザー需要の変遷

防犯ブザー需要の変遷

 

日本において、犯罪の歴史は防犯ブザーの需要の変遷である程度その傾向がわかったりします。

 

どの層が防犯ブザーを欲しているかという事がわかれば、その層が犯人の主なターゲットになっているという事であり、共々それが如何なる犯罪かという事もある程度わかります。

 

従って、その時代に如何なる犯罪が頻繁に行われていたか、あるいはマスコミで取り上げられていたかが一気に把握できます。

 

そういった意味では、防犯ブザーの需要の変遷は、日本の歴史を見て出向く上で更に重要という事もいえます。

 

 

防犯ブザーが生まれた1970年〜1980年代は、主に女性向けのアイテムとして認知されていました。

 

女性への犯罪が多かったからと言う事と、防犯グッズ自体が女性向けのものという認識だったからです。

 

主に痴漢とひったくりへの対策として使用されていました。

 

そうして、1990年代になると、ストーカーというものが社会問題になってきて、再び女性の需要が高まりました。

 

 

但し、1990年代後半から携帯電話が普及しはじめ、2000年代になると完全に普及し、携帯電話によって音を鳴らす事が可能となった為、女性向けの防犯ブザーの需要は急速に減っていきます。

 

そうして代わりに普及しはじめたのは、子供向けの防犯ブザーです。

 

これは、子供をターゲットとした犯罪が増えた事と、地域全体で子供を守ろうとする動きが弱くなった事、大人が周囲へ目を配らなくなった事等が要因と言われています。

 

そうして2000年代中盤以降は、高齢者向けのシンプルでわかりやすいブザーが普及するようになりました。

 

 

 

防犯ブザー購入時の問題

防犯ブザーは、主にホームセンターやショップ等で売っています。

 

また、通販で購入する事も可能です。

 

通販の場合は大手のサイトであれば十分な在庫がある為、これを利用する人も多いかと思われます。

 

 

こんな中、防犯ブザーを購入する場合は、一つの目安を注意してみておく必要があります。

 

その目安とは、全国防犯協会連合会推奨の「優良」マークです。

 

全国防犯協会連合会とは、警察庁が管轄する財団法人で、主に各地域の防犯、治安維持といった活動の支援を通している団体です。

 

この団体が推奨している防犯ブザーは、その性能がある程度保証されているので、購入するときの目安となるのです。

 

全ての防犯ブザーが通常を満たした性能を有しているとは限らないので、優良マークが付いている物を貰う方が安全です。

 

尚、金額はマークの有無は総じて関係なく1,000円前後が一般的です。

 

 

重要なのは、音の大きさです。

 

防犯ブザーが大人向けから子供向けの防犯グッズとなった事で、その品質には少々問題が発生しています。

 

それは、ほとんど音を大きくしすぎないように決めるというメーカーの姿勢が生まれた点です。

 

子供がいたずらで鳴らしたときの周囲への迷惑を考えたときの事だったのでしょうが、結果的に防犯グッズとしての性能を洗い流す事になりました。

 

また、昔と違って今は防音施設が増えているので、以前より著しい音を想定しておく必要があるのに、それを配慮していないものもあり、購入時はきちんとでかい音が鳴るかどうかのチェックが必要です。

 

 

 

防犯ブザーの重量と耐久性

使い勝手や音の大きさ、質など、防犯ブザーの性能を考慮する上でチェックすべき項目はいくつかあります。

 

その中で、よく重視されていないものの、現に携帯する上で確認しておくべき点として、重量と耐久性が挙げられます。

 

 

ひと度重量ですが、最も絶えず持ち歩く以上、重さというものは結構気になるものです。

 

重すぎると、持ち歩く上で違和感になって、子供等は大して保ちたがらないからです。

 

また、高齢者の安全の為に携帯させる場合は、もっと重量はナイーブな要素として得ます。

 

 

防犯ブザーの主な重量は、15〜70gの間です。

 

ある程度多くの機能を有している物それでも60g程度で、それ以上のものはほとんどありません。

 

この60gがどの程度の重さかというと、卵一種分としていいかと思います。

 

断じて重くはありませんし、持ち運びする上で違和感を覚えるような重さではありません。

 

尚、携帯電話の標準的な重量が140g、iPodが40〜100gくらいです。

 

どんなに防犯ブザーが軽々しいものかがわかるかと思います。

 

 

次に耐久性ですが、これも重要です。

 

特に子供に加える場合、防犯ブザーで遊んでいる最中に誤って地面に洗い流したり、放り投げたり、水の中に落としてしまったりするのは日常的に起こり得る事態です。

 

その度に故障していたのでは、常時加える事が難しくなります。

 

実際にはこれらの事に対しての耐久性はどうなのかというと、基本的には大丈夫商品が大半を占めています。

 

ただ、中には濡れると音がくぐもったり、落下した衝撃で金具部分が外れたりするケースもあります。

 

 

 

防犯ブザーの知名度、所持率、使用率

現在、日本ではたくさんの地域で治安維持のための運動の見直しが行われています。

 

凶悪犯罪が目立ち、周囲への無関心というものが社会的な問題となった事もあり、地域全体で子供達やお年寄りの安全を確保しようという運動が増えてきているのです。

 

その一環として、防犯ブザーの無料配布がなさるようになってきています。

 

 

そういう背景もあって、防犯ブザーの知名度はここ数年全く上がってきているようです。

 

現在における防犯ブザーの知名度は、数ある防犯グッズの中それでもトップクラスとなっている事は間違いないでしょう。

 

 

そうした中で、本当に防犯ブザーを携帯しているかどうかというと、これはかなり地域によって格差が生じる事が予想されます。

 

理由は前述の通り、各地域で無料配布が行われていたり、そうでなかったりという格差が生じているからです。

 

また、学校が積極的に防犯に持ちこむケースも増えてあり、学校側が防犯ブザーを配布している事もあるので、余計に差が生じやすい環境になっていると言えます。

 

とはいえ、昔と比較するとかなり普及率も上がってきているというのが現状でしょう。

 

 

そうして、本当にその防犯ブザーを使用しているかどうかという頻度に関しては、随分少ないのではないかと推測されます。

 

実際問題、日常の中で防犯ブザーの音を訊く機会というのは、それほどはありません。

 

一生のうちに、一度でも防犯目的でブザーを使用した事があるという人は、大して多くはないのではないでしょうか。

 

中には、犯罪に巻き込まれそうになったけど、とっさの事だったので使えなかったという人も少なからずいるようです。